運送会社の選び方からトラック運転手の仕事内容を解説

大型トラック運転手になるには大型免許と運転センスが必要

 

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大型トラックの運転手になる為に必要なモノってなんでしょう。

 

必ずいるものは大型自動車一種免許です。
ちなみに大型バスの運転手に必要な免許は大型自動車二種免許ですね。

 

この違い分かりますか?
簡単に言うと一種免許が運べるものは『モノ』で二種免許は『ヒト』です。
もう少し補足すると、二種免許が必要なのはヒトを運び、その対価としてお金をもらう仕事をする場合です。

 

なので、一種免許でもお金が発生しない仕事であればヒトを運ぶ事はできます。
例えば、結婚式場や飲食店の送迎バス、幼稚園や学校の送迎などは乗車賃を払って乗るわけでは無いので一種免許でも大丈夫です。

 

大型一種免許でもバスが運転できるので、学校の先生などは大型一種免許を取得して部活動の送迎にマイクロバスを運転する事もあるようです。

 

この様に大型一種免許さえ取得してしまえば大型トラック運転手として仕事をすることが許されます。
ならば、免許さえ持っていれば良いのでしょうか、確かに自動車免許は国家資格なので運転のプロの仲間入りです。

 

それだけで、大型トラック運転手として運送会社はすんなり雇い入れるでしょうか、はっきり言って答えはノーです。
その理由と大型トラック運転手として準備するべきモノを分かり易くご紹介します。

 

運送会社が大型トラック運転手を採用する時に見るべきポイント

 

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大型トラック運転手は大型免許を取得したからと言ってすんなりなれるものでもありません。

 

それは、大型と名の付くものなのでやはり車体の大きさの問題です。
車体が大きいと言う事は『進む・曲る・止まる』が普通車とは違うと言う事を知っておく必要が有ります。

 

運転技術は大型トラック運転手の基本

 

前に『進む』のに普通車と何が違うの?と思うかも知れませんが、車体の大きい大型トラックは荷台ももちろん大きいです。
その大きな荷台に最大積載量ギリギリの荷物を積んでいます。その荷物のおかげで前に進むにも相当な馬力を必要とします。

 

しかし、大型トラックはさほど馬力は無くおよそ380馬力前後です(ハイエースで160馬力・メルセデスベンツAMGで365馬力)。
そんな小さな馬力で重たい荷物を積んでいるので、走り出しは非常にゆっくりしか走り出す事ができません。
それを知らずにアクセル全開、エンジンフル回転での走り出しを続けると、エンジンやクラッチの故障などを起こしてしまう事もあります。

 

次に『曲る』ですが、これはもう簡単だとは思いますが、注意すべきは左折ですね。

 

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この様に大型トラックは左折時に大きな内輪差が発生します。
さらに、左折は左後方から来るバイク、自転車、人をミラーのみで見分ける必要もあります。
大型トラックの交差点の事故で最も多いのが左折と言われています。

 

また、右折も危険は有り、対向車の速度の読み違い、すり抜けのバイク、オーバーハング(ケツ振り)による接触なども注意が必要です。

 

 

 

次に『止まる』ですが、重量物を運んでいる大型トラックはブレーキ性能が非常に良いです。
通常のフットブレーキの他に、排気ブレーキ、リターダーなどと言ったトラック特有のブレーキもついています。
そんな高性能なブレーキ性能を持っていても最大積載量が10トンを超える荷物を積んでいると荷物の重さで簡単には止まりません。

 

そういった事情を知らない乗用車の運転手さんや、バイク、自転車、歩行者の方は普通に大型トラックの前に飛び出して来たり、急ブレーキをかけたりしますので、かなりの注意力が必要になります。

 

もう一つ『進む』であるのが『後ろに進む』要はバックですね。
大型トラックでのバック走行は、基本的に真後ろは見えません。近頃のトラックはバックモニタがありますので見やすくはなっています。

 

しかし、大型トラックでのバックで見るべきところは真後ろだけではなく、左右もしっかり確認しながらでないと隣に潜む危険に気付けません。
特にバックが多い場所は、倉庫での積込みホームへ荷台を付ける時や、狭い荷下ろし場所へ侵入する必要が有るときなど、ある程度の技術が無いと難しい所ばかりです。

 

こういう状況はトラックに乗っていると毎日のように有るので、すぐに慣れると思いますが始めのうちはかなり注意が必要です。

 

この様に大型トラックでの走行には普通車には無い様々な危険が待ち受けています。
運送会社が大型トラック運転手を採用する時に見るポイントの一つ目は基本的な危険を予測し回避できるかという『運転技術』です。

 

運転センスは大型トラック運転手にとって最も重要

 

運転技術は、大型トラックで毎日仕事をしていると人それぞれスピードは違いますが、少しずつ上がっていくものです。
しかし、センスというモノは生まれ持っているもので、そう簡単には上げたり下げたりできるものではありません。

 

だからこそ大型トラック運転手には運転センスが必要になります。

 

運転センスとはいったいどんなものか

 

  • 乗用車の動きから次の行動が読める
  • 二輪車(バイク・自転車)の行動パターンが読める
  • 歩行者(特に子供)の突然の動きに反応できる

 

ここまでは予測、ここからは走行。

 

  • 他車の流れを壊さない速度で走行できる
  • 無理な割り込みをされてもスムーズに対応できる
  • 割り込み、追い越し、煽り運転をしないさせない運転ができる

 

この予測と走行の運転センスがあれば事故を起こすことは有りません。
もちろん簡単に身につくものではありませんが、経験値をあげていく事で少しずつ身についていくはずです。

 

運送会社としては、運転センスがもともとある方を重視します。

 

運転技術は経験値をあげて行けばそれなりのスピードで向上していきます。
しかし、運転センスは生まれ持ってのものなのでそう簡単には身に着かないからです。

 

今後、大型トラック運転手への道を進もうとお考えであれば、今からでも『運転センス』と言うものを意識してみてはいかがでしょう。

 

最後に

 

大型トラックになるには大型自動車一種免許は必須です。
もし、可能であれば大型自動車二種免許を取得した方が良いですね、大型二種免許を取得しておくと大型トラック運転手にも大型バス運転手にも、さらにはタクシー運転手にも転職可能ですよ。

 

その他にも大型トラック運転手になるには運転技術と運転センスは必須です。
必須と言っても一見して判断できるものは運転技術なので、採用の評価は運転技術で決まります。
なので、大型トラックの練習が可能な施設がありましたら少しでも運転技術の向上を目指して練習しましょう。

 

また、運転センスは今からでも少しずつ意識しておくことが大切です。
やさしい運転を心がけて素晴らしい運転センスを身に着けて下さい。


 

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