運送会社の選び方からトラック運転手の仕事内容を解説

トラック運転手の中でダンプ運転手の仕事内容は楽と言われる理由

 

トラック運転手,仕事内容,転職,起業

どんな業種にも楽な仕事というのは存在すると言われています。
しかし、何をもって楽というのでしょう。

 

本当に楽な仕事があるのなら教えて欲しい位ですが、実際には存在しないと思います。
実際にあるとすれば、楽をしている人の分苦労している人がいるという事ではないでしょうか。

 

きっちり8時間労働の事務仕事をしている方は、力仕事では無いので体力的には楽かもしれません。
しかし、1日ずっと机に座ってのデスクワークは頭も使えば手も使う、パソコンの見過ぎで目も疲れ、椅子の座りすぎで腰が固まる。

 

さらに仕事量が隣同士で違い、隣が楽そうに見えたらやってられないと思います。
こんな生活を毎日送れる方は、我慢強い人でないと無理ですね。

 

 

また、毎日12時間以上労働はあたりまえ、昼間は得意先を走り回って夕方は会社で書類の整理、夜は接待でフラフラなんて方も相当います。
そんな方にとって、きっちり8時間労働の事務仕事は楽している風にしか見えません。

 

こういったものの見方をすると、自分の仕事内容より少し良い所を見つけてしまうと『楽だ』と決めつけてしまいがちです。
実際は、どんな仕事でもそれなりのキツさは必ずあります。

 

もっと自分の仕事のどこがキツイのか、楽そうに見える仕事のどんなところが楽そうなのかをしっかり見極める事が大切です。

 

そのキツさを見分ける事で、安易な転職をせずキッチリ仕事内容を見極めて行動できる方になるでしょう。

 

 

運送業界も同じ事が言えます。
運送業界と言えばトラック運転手というのが普通ですが、トラック運転手の仕事はキツイか?という問いに対しては口を合わせて『キツイ』と答えるでしょう。

 

トラック運転手のキツさの原因は色々あり過ぎて困るのですが、理由として最も多いのは荷物の積込みや荷下ろしで発生する力仕事ではないでしょうか。

 

トラックへの積込みや荷下ろしは基本的に手作業です。
それをこなさないと荷物は運べませんので、トラック運転手の多くは汗水たらしながら必死で作業をしています。

 

その代わりと言ってはなんですが、手作業のある運送は運賃が良いので体力自慢の方にとってはラッキーな仕事です。

 

そんな手作業による積込みや荷下ろしが無ければ、それを常に行っているトラック運転手にとっては楽な仕事になります。

 

この手作業が全くないダンプ運転手はトラック運転手の中でも『楽な仕事』に分類されています。
本当に手作業が無いなら楽なのでしょうか、始まりにも書きましたがどんな仕事でも楽なものは存在しません。

 

ならば、なぜトラック運転手の中でもダンプ運転手の仕事内容は楽と言われるのかをご紹介します。

 

トラック運転手でダンプが楽と言われるのは積込みが原因なのか

 

トラック運転手,仕事内容,転職,起業

 

トラック運転手の仕事は主に運転です。

 

この事は運送業界に関わりの無い方でもご存知ですね。

 

また、トラック運転手の仕事は運転だけではありません。

 

運ぶための荷物を積む『積込み』という大切な仕事があります。

 

これ位も運送業界に全く関わりなくてもご存じでしょう。

 

しかし、この積込みがトラック運転手の仕事が楽なのかキツイのかを分けるという事はご存知でしょうか。

 

荷物の積込み方法は主に手積み、機械積み、自走です。

 

手積みとは、荷物を一つ一つ手でトラックの荷台に積み込んでいく方式です。
手積みの荷物は、大きさも重さもそれぞれ決まりは無く、非常に重たいものも有れば、空気か?と思わせるくらい軽いものもあります。

 

重たいものでも大型トラック程の大きさになると、その個数はかなりのもので100個の時もあれば1,000個の時もあります。
重たいからと言って、荷物が大きいとは限りませんので個数は積載量いっぱいまで計算されています。

 

軽いものに関しては、大型トラックの荷台にびっしり詰め込む事が多く、相当な個数になる事もありますが意外に少ない時も多いのです。
例えば発砲スチロール製品や、断熱材、プチプチ等の製品の場合、一つ一つが大きいのに軽いという性質が特徴的です。

 

ちなみに、軽いもので良く運んでいたのがインスタントラーメンですが、1ケース12個入りを5,000ケースから7,000ケース積み込むとかなり重労働です。

 

 

次に機械積みですが、機械というのはかなり色々な種類があります。
パレット積みを得意とするフォークリフトや、コンテナや鉄製品を得意とするクレーン等、それぞれ見た事ある方も多いのではないでしょうか。
この機械積みにダンプは属していますが、ダンプへの積込みはパワーショベルやホイルローダー等、建設機械と呼ばれるものを使用します。

 

機械積みの良い所は、トラック運転手は荷物に触れる事がほとんどない所です。
しなければいけない事は、ガッチャと呼ばれる荷締めバンドで荷物を固定したり、荷物が走行中にズレ無い様に荷物と荷物の間に発砲スチロールでできた板を詰めたり、雨に濡れない様にシートをかぶせたり等、ボケッと見ているだけではいけません。

 

しかし、荷物に触れる事が無いので、汗をダラダラかきながらトラックの荷台を行ったり来たりしなくても良いというのが最大の特徴です。
荷台を積み込みやすい様に整理整頓しておけば、機械オペレーターが荷物の重量バランスも考えながらキレイに積んでくれます。
もし片荷(荷物が片方に偏っている事)になっているなら、その機械オペレーターはただの下手か初心者です。

 

ちなみに、機械積みで多く使用したのはフォークリフトで、良く運んだのがパックのジュースでした。
フォークリフトで積んで、降ろすのもフォークリフトでしたので、長距離運転後でもなんなくこなせました。

 

 

最後に自走ですが、乗用車や建設用機械等で自分で運転してトラックの荷台に乗せる方式です。
この自走に関しては、体力は全く使いませんが、神経をかなり使います。

 

乗用車も建設用機械も、新車はもちろん中古車でもキズを付ける事はご法度です。
乗用車の場合は、前後左右ギリギリの荷台に乗せていくので最新の注意を払いながら乗せなければなりません。

 

建設用機械の場合は、左右の壁が無いトラックの荷台に乗せるので車体へのキズを心配する事はあまりありません。
ただし、パワーショベルのショベル部分(バケット)が新品の場合は少しのキズも許されないので、かなりの気を使います。

 

パワーショベルのショベル部分は、車体のバランスが悪い時は杖として使いますので、キズを付けられないバケットは地面につける事ができず杖として使用する事が出来ないので、バランスを崩す事は許されなくなります。

 

しょっちゅうパワーショベルの運転をしているならバランスを崩す事も少ないとは思いますが、素人がパワーショベルの運転をしているので常にグラグラしてしまいます。
自走での積込みは、乗用車の運転技術や建設機械の運転方法や技術も必要になります。

 

ちなみに、自走で多く運んだのはパワーショベル(ユンボとも言います)でした、初めてパワーショベルを運転した時はエンジンONまでは出来たのですが、なぜかエンジン回転数が上がらず、非常にゆっくり、今にもエンストしそうな感じで動かしてましたが、悩んだ末エンジン回転数を上げるには『カメ』を『ウサギ』にする必要が有る事を知りました。

 

それからというもの、ユンボを運転するのが楽しくてしょうが無かったことを覚えています。

 

 

トラック運転手でダンプが楽なのは積込みが完全ノータッチだから

 

ダンプの積込みは楽です。
動画のダンプ運転手は女性ですが、女性がビシッとキメたトラックに乗っているのはカッコイイですね。

 

 

積込みは建設機械が行うし、荷物が砂や砂利といった特定のものなので荷物を保護するような事もしなくて大丈夫です。

 

要はダンプ運転手は、荷物を触る事も無く、荷物を保護する作業も全く必要がありません。
とにかく運転席から降りる事は無いので、主たる業務は運転になります。

 

なのでダンプ運転手は楽な仕事と言われています。

 

運転を苦に思わない方や体力的に自信の無い方にとってはダンプ運転手という仕事は向いているかもしれません。

 

ただし、ダンプの仕事場は建設現場の様な狭い場所や、採石場や残土置き場の様なデコボコ道ばかりなので快適ではありません。

 

さらに、ダンプの積込みは後方からがほとんどなので、必ずバックでの走行になります。

 

かなり狭い場所でのバックや、長い距離のバックを毎回こなす必要が有りますので、それなりの運転技術が必要になります。

 

ちなみに、建設現場は雨天中止になる事が多く、日給計算の多いダンプ運転手は給料が不安定になりやすいのも特徴です。

 

トラック運転手でも楽な仕事に就きたいからと安易にダンプを選択すると、家族を養うのに少々苦労するかもしれません。

 

できるだけ、ダンプ運転手は最後の転職先として残しておいてほしい所です。

 

最後に

 

大型トラック運転手の中でもダンプ運転手は力仕事が少ないので体力的には楽な方かもしれません。

 

しかし、少なからず運転技術は必要です。

 

大型トラックの運転手になるならバックは基本中の基本です。

 

荷物の積込みはダンプだからバックが必要と言う事ではありません。

 

どんなトラックを運転する事になってもバック走行はつきものなので、今のうちに練習しておきましょう。


 
トップへ戻る